Safety

10FISルール

スキーによる事故を未然に防ぐために、スキーヤーひとりひとりが責任を持って注意して滑るように定められた国際的なルールです。

国際スキー連盟(FIS)による10のルール
1)他者の尊重
他の人への思いやりを忘れない。
2)スピードとスキーのコントロール
無茶な滑り方をしたりスピードを出しすぎない。
3)滑走ルートの選択
前の人に危険が及ばないコースを選んで滑る。
4)追い越し
追い越すときは前の人に近づきすぎない
5)合流と滑り出し
合流や滑り出すときはまわりをよく確認する。
6)コース内での停止
コースの途中で立ち止まってはいけない。
7)徒歩での登り降り
コースを歩くときは真ん中を歩かない。
8)標識や表示の順守
コースに立っている標識や表示を必ず守る。
9)援助
事故が起きたときはすぐに救護活動を行う。
10)身元の確認
事故が起きたときは必ず連絡先を交換する。
 

スキー事故現場での初動対応チェックリスト

チェック項目

・受傷者以外の安全確保 
・二次災害の予防
・受傷者の救助 
・受傷者の応急処置 
・パトロールへ連絡
・合宿責任者へ連絡 
・受傷者関係者へ連絡 
・事故の記録 (初期の現場写真、動画撮影者を探す、破損したもの) 
・受傷者以外が宿まで帰るサポート 
・ゲレンデ上部から滑って来るスキーヤーへ事故現場を知らせ、二次災害を防ぐ為に板をX印に雪上へさす。
・相手がいる事故が起きたときは必ず連絡先を交換する。
その場にいる関係者で、速やかに行動し対応しましょう。
幹事と講師は合宿を行うゲレンデパトロールの場所と電話番号を把握しておきましょう。
 

スキー・ビンディング・ブーツシステム

安全な道具の調整

S(スキー)-B(ビンディング)-B(ブーツ)システムのことをS-B-B システムと呼びます。国際規格 ISO11088 の手順で取付け・調整がなされているかが大切です。 スキー、ビンディング、ブーツの3つのアイテムが揃い、はじめてスキースポーツが可能となります。ビンディングを正しい位置に取付け、ビンディングの解放数値の設定が必要です。
 
 

7STEPS TO AVALANCHE SAFETY

 バックカントリーの雪崩対策 7つのステップ

 STEP1 雪山とスキー場
 STEP2 装備を持つ
 STEP3 訓練をする
 STEP4 計画をたてる
 STEP5 状況に気づく
 STEP6 リスクを減らす
 STEP7 捜索救助をおこなう
 
 リンク:日本雪崩ネットワーク 7STEPS